トークコーナートピックスその1
シメさんと杜けあきさんが、フェルゼンとアンドレとして
ほんの一部ですが1シーンを再現してくださいました
スウェーデンに帰ろうとするフェルゼンに声をかけるアンドレ…
そして互いを案じながら別れの敬礼を交わす場面
シメさんの“世界一カッコいい敬礼”が披露されました
トークコーナートピックスその2
またある日のトークコーナーでは、それぞれに好きな
セリフを…ということで、ナント シメさんはバスティーユ
の場面のオスカルのセリフをご披露くださいました
最初の「シトワイヤン!」という一言で、一瞬にして舞台は
バスティーユとなり、そこにメラメラと燃え上がる炎が現れ
軍服姿ではありませんが、サーベルを振りかざすオスカル
の姿が確かに見えました
フィナーレでのエピソード
東京公演千秋楽のアンコールで…
初風諄様から「音楽学校で教鞭をとっていらっしゃる紫苑ゆう
先生、ご感想を」とご指名が!
突然のことでビックリされたシメさんでしたが、この公演に出
演できてとても幸せだったこと、そして音楽学校でこの様子
を生徒に聞かせて愛を伝えていくと答えていらっしゃいました。
東京公演中、シメさんは宝塚~東京を三往復されて、舞台と
音楽学校の授業を両立されていました。
公演中の授業は、きっといつもより一層熱の入ったものだっ
たに違いありません。
フィナーレでのシメさんは…
上級生の皆様の前では奥ゆかしく、そして下級生・教え子
たちにはとても温かく微笑まれ、そのお人柄が客席にまで
伝わるような温かい雰囲気に包まれながら「ベルサイユの
ばら」の世界は幕を下ろしました。
『愛の巡礼』ではシメさんの美しい立ち姿が際立ち、これぞ
宝塚のトップスターという白のお衣装
シメさんが「一から譜面と向き合った」とおっしゃったこの曲。
今までの概念を覆し、凛々しく、雄々しく、そして切ない…
新たな『愛の巡礼』の扉が開いたと感じられた方も多かった
のではないでしょうか。
『結ばれぬ愛』では、さながら宮廷服かのような高貴さの
漂うお衣装
前奏とともにすっとご登場されると、まさに悩めるフェルゼン
がそこに佇んでいらっしゃいます。貴族の誇り高さが滲み
出て、扮装はされていなくてもフェルゼン伯爵そのものでした。
そして…
この方以上に似合う人はいないであろう白のロングブーツ
姿のシメさんを見て、客席はそのオーラに圧倒されました
シメさんの醸し出される「ベルサイユのばら」の世界があま
りにも気高く、そして尊く… どの回も客席からは惜しみ
ない拍手が送られました。
また「ソング&トークコーナー」にご出演の日には、平成
ベルばら再演メンバーの皆様と楽しいトークが繰り広げら
れ、それぞれの回で当時の様々なエピソードを語ってくだ
さいました。
最後は初演の皆様、平成ベルばら再演の皆様とご一緒に
『愛あればこそ』を熱唱されるシメさん
シメさんが宝塚に入られるきっかけとなった方々との共演は、
「ベルサイユのばら」の、更には宝塚歌劇の歴史をこの目
で見ることができた貴重な機会となりました。
「ベルサイユのばら」初演から45周年を迎える今年、
「ベルサイユのばら45」~45年の軌跡、そして未来へ~と題し、
その名に負けぬスペシャルな舞台が東京・大阪で開催されました。
「この作品がなかったら、今の私の人生はなかったと言っても
過言ではありません。」
こう言い切られるほど、シメさんにとって特別な作品「ベルサイユ
のばら」。
その記念すべき公演で、シメさんはACT1「ソング&トークコーナー」
または「ソングコーナー」にご出演になりました。
1989年雪組公演(特別出演)ではフェルゼンを、1990年星組
東京公演・花組公演(特別出演)でオスカルを演じられたシメさん
そこでACT1ではオスカルとして『愛の巡礼』を、またフェルゼンと
して『結ばれぬ愛』を、その日のご出演スケジュールによりそれ
ぞれご披露されました。
【東京】東京国際フォーラム ホールC
2019年1月27日~2月9日(紫苑ゆう出演日:1/27・28・30 2/2・3・4・5・9)
【大阪】梅田芸術劇場 メインホール
2019年2月16日~24日(紫苑ゆう出演日:2/16・17・18・20・23・24)
※写真の下に青字で入ってるコメントはシメさんからです
※このコンサートはタカラヅカ・スカイ・ステージで放映される予定です。
放送日が決まりましたら、また当ホームページでお知らせ致します。
ご覧になれる方は、楽しみにお待ち下さいね
最後は全員で『私の恋人』~「ラブ・ラブ・ラブ」より~を、
そしてアンコールでは『さようなら』~「マイアイドル」より~
『故里は緑なり』~「風と共に去りぬ」より~でこのコンサー
トは幕を閉じました。
錚々たるメンバーの中でいかにシメさんが下級生だった
かはフィナーレで並んだ時に確認できましたが(出演者
16人中上手から4人目)、そんなこと微塵も感じさせない
ほど圧倒的な存在感でした。
シメさんのお歌を聞いているとまるでお芝居を見ている
ような錯覚に陥り、心を込めて、心で歌っていらっしゃる
シメさんから愛がいっぱいに溢れて、先生への感謝の
お気持ちが伝わってくるようでした
出演者の方々の熱唱、入江先生への想い、そして会場に
いらした入江メロディーを楽しむ全てのファンの皆様のお気
持ちは、きっと天国の入江先生へ届いたことでしょう
第二部 今よみがえる 青春の日々
③『永遠のカトレア』~「永遠のカトレア」より~
④ベルばら・バスティーユのオスカルトーク
⑤『私は桃の花が好き』~「花のオランダ坂」より~
『初めて逢った時から』という曲は鳳蘭さんが在団中にレコード
収録された曲だそうですが、歌詞の中に「マリー」という名前が
何度も登場しました。
「マリー」と言えば、私たちシメさんファンは「うたかたの恋」を
思い出します。またそれとは一味違って、シメさんが想いを
込めて「マリー」と歌われる度にそのお気持ちがとても切なく
伝わってきて、胸がキュンとすると共に「はぁ~っ」とため息が
出そうになるほどステキでした
そして第一部最後はまた全員で『ソル・エ・マル』~「ノバ・ボサ・
ノバ」より~で幕が下りました。
シメさんが歌われたのはほんの一部分でしたが、一曲まるまる
聞いてみたいと思うほど、熱いシメさんでした!
「初めて私がお会いした宝塚歌劇団の方でした…。」
とシメさんがおっしゃっていた宝塚歌劇団名誉理事の入江薫先生。
シメさんは宝塚音楽学校受験前に奥様にお歌を習われていたご縁で
先生とお逢いし、その後劇団で、また退団後は音楽学校でご一緒の
時を過ごされました。その先生の一周忌を前に開催された「入江薫
メモリアルコンサート」にシメさんがご出演されました。
第一部 想い出の入江メロディーをあなたに
まず幕開き「ハロー タカラヅカ!!」で出演者全員で登場され、その後
①『花の小舟』~「ダル・レークの恋」より~
②『初めて逢った時から』~レコード曲~
をお歌いになりました。
☆アフタートークショー
6月1日の終演後は、𠮷﨑先生を囲んでのアフタートークショーが開催されました。
出演者の皆様とご一緒に想い出の曲についてお話されるシメさん。
「熱愛のボレロ」の冒頭、𠮷﨑先生の代表曲のひとつ『皇帝と魔女』の「愛の歌」を
入れてくださったことがとても嬉しかったそうです。
発案は岡田先生だそうですが、両先生からの宝物「熱愛のボレロ」のエピソードに、
またまた深い愛を感じた瞬間でした。
☆千秋楽のフィナーレ
千秋楽のフィナーレでは、元トップスターの皆様がそれぞれ思いの丈を一言ずつ
語ってくださいました。
シメさんは「歌はその時の想い出が一瞬にして蘇る…。本当に素晴らしいです!
先生、ありがとうございました。」と感極まりながらも熱くお心をお伝えになりました。
この日3階席では音楽学校生が観劇されていましたが、岡田先生がご挨拶の中
でそのことに触れられると、シメさんはカッコいい男役のお姿のまま温かい先生の
表情になり、3階の教え子たちに向かって大きく何度も手を振っていらっしゃいました。
𠮷﨑先生の数多の名曲、岡田先生のロマンチックレビューの世界、そしてシメさんを
はじめとする創り上げてこられたOGの方々の熱い舞台は、音楽学校生の皆さんに
とって何よりの課外授業になったに違いありません。
※このコーナーで写真はご用意できませんでしたが、プロローグ&フィナーレの
シメさんのお衣装は、6月1日が「ベルばら45」でも着用された黄色の上着に
白ブラウス・白パンツ、そして6月2日は同じく「ベルばら45」での白いお衣装(白
ブーツなし)の日替わりになりました。
フィナーレ
出演者全員で「この愛よ永遠に(TAKARAZUKA FOREVER)」を
お歌いになり、記念すべきロマンチックコンサートは幕を下ろし
ました。
2019年6月1日~2日
梅田芸術劇場メインホール